走っている時に足の裏がヒリつき、練習後に足の裏を見るとマメや水ぶくれができて、皮がめくれてしまったということはないでしょうか?
足の裏の皮がめくれてしまう原因の多くはシューズ内で生じる摩擦と蒸れです。シューズ内で汗による湿気が原因で、足が蒸れてしまい走っている時の足にかかる摩擦で足の皮が破れやすくなります。また、足に合っていないシューズやソックスを使用していないことで足に余計な圧力が加わることも原因になっているかもしれません。
足の裏の皮がめくれている状態で走っていると痛みで走りに集中できず、ベストなパフォーマンスを発揮出来ません。せっかくトレーニングを積んで本番に備えてきたのにもったいないです。
この記事では、足の裏の皮がめくれる原因と対策について解説していきます。
ランニングで足の裏の皮が剥ける原因
通気性が悪く蒸れやすい
足の裏の皮がめくれてしまう原因の多くはシューズ内の摩擦と蒸れです。走っているとシューズ内で汗をかき、汗による湿気が原因で、足が蒸れてしまい走っている時の足にかかる摩擦で足の皮が破れやすくなります。通気性の悪いシューズやソックスを使用しているとシューズ内で蒸れが生じやすく、水ぶくれや皮が剥けてしまう原因となってしまいます。
また、シューズを十分に乾燥させない状態で走ると蒸れが強くなり、水ぶくれ・皮がめくれる原因となるため必ず乾燥させてから使うことが大切です。
ランニングシューズのサイズまたは形状が適正でない
ランニングシューズのサイズまたは形状が合っていないと水ぶくれ・皮が剥けやすい原因になってしまいます。足のサイズ・形状に合わないシューズで走ってしまうと、足の特定箇所に圧力が集中したり、ランニングフォームが変わってしまうなどにより足の皮がめくれてしまう原因になってしまうかもしれません。
日本人の足の形状は足の甲が低く、足幅が広いという特徴があります。”ナイキ”・”オン”のような海外メーカーのランニングシューズは欧米人に合わせた足幅の細いシューズが多いため、多くの日本人には合わない可能性があります。足の形状に対して幅が狭いと足のサイドに圧力が強くなり、マメや摩擦により皮がめくれる原因になる可能性があります。
ランニングで足の裏の皮が剥けないように対策方法
適正サイズ・形状のランニングシューズを使う

足の皮がめくれる対策として、対策の基本として適正サイズ・形状のランニングシューズを使用しましょう。ランニングシューズ以外のシューズで走ると、足に余計な圧力・摩擦が加わり足の故障の原因になります。また、適正サイズを使用することも大切であり、「足の大きさ+1cm」を目安に選ぶようにしましょう。
しかし、自称のサイズではなく出来ればランニングシューズを販売しているスポーツ店で測定することをオススメします。スポーツ店では専用の計測器が用意されているため、簡単かつ正確に足のサイズが測れます。また、サイズだけでなく足幅・甲の高さなどが分かり、足の形状に合ったランニングシューズを選びやすくなります。
適正サイズ・形状が分かった後、必ず試し履きをするようにしましょう。メーカーやモデルによって、サイズには誤差があるため、ランニングシューズがベストフィットするかどうかは、実際に履いてみないと分からないわけです。実際に履いてみて、以下を確認しましょう。
【シューズの試し履きチェックポイント】
1.「つま先」とシューズの間に隙間があるのか?(約1cm程度、手の指一本分の幅が目安)
2.「横幅」が窮屈でないか?(親指や小指の付け根部分に窮屈さがないか確認)
3.「カカト」が浮いてこないか?(カカトが緩くないかをチェック)
4.「アーチ」に違和感がないか?(土踏まずに違和感や窮屈さがないか確認)
5.「足の甲」に圧迫感がないか?(圧迫感がないか注意しましょう)
ランニングソックスを使う

一般的な靴下は走ることを想定していないため、吸汗速乾性に優れているわけではなく足の汗が吸収されず蒸れの原因になります。また、汗が吸収されても速乾性に優れていないとソックスが蒸れてしまい足の故障に繋がります。
ランニングを一般的な靴下で行うことは蒸れの原因となり、シューズ・靴下・足裏の摩擦も強くなり、水ぶくれ・皮がめくれる原因となるためランニングソックスを使用することが望ましいです。
ランニングソックスは速乾性や通気性に優れており、走る際のケガを予防することが出来ます。
ワセリンなどの保湿剤・テーピングで保護する

足の裏・指など、いつも同じ場所に水ぶくれやマメができてしまう場合は、ワセリンなどの保湿剤を塗ると効果的です。保湿剤は皮膚を外的刺激(摩擦など)から保護する効果があるため、足のケガを予防することが出来ます。また、保湿剤だけでなく表面が滑らかなテーピングを貼ることで皮膚を補強することに繋がります。
皮がめくれそう箇所は保湿剤・テーピングなどで保護するようにしましょう。
水ぶくれ・皮がめくれかかっている時の間違った対処法
足に水ぶくれ・皮がめくれかかっている時の対処法を間違ってしまうと治りが遅くなる可能性があります。水ぶくれ・皮がめくれかかっている時は気になると思いますが、水ぶくれを潰したり、皮をめくらないようにしましょう。水ぶくれの中の水分は治りを促進する効果があると言われており、水を抜いてしまうと治りが遅くなる可能性があります。また、皮を自分でめくってしまうと衛生面から感染のリスクがあるため、めくれかかっている皮は意図的にめくらずに自然とめくれるのを待ちましょう。
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