マラソントレーニングにおいてスポーツジムを利用することはどうなのか?と悩んでいる方もいるかもしれません。
マラソントレーニングおいて実際に屋外を走ることが最も効果的な練習だと思いますが、スポーツジムを上手に活用することで、故障を防ぎつつトレーニング効果を引き出すことが出来ます。
ここではマラソントレーニングにおけるスポーツジムを活用するメリットと注意点についてお伝えしていきます。
トレーニングに集中出来る

マラソントレーニングおいて、補強運動として筋トレは多くのランナーが行っているクロストレーニングの1つです。家で筋トレを行っても良いですが、家には誘惑が多くついつい筋トレを中断してしまうこともあるのではないでしょうか?
スポーツジムではそんな誘惑が無い為、筋トレなどのトレーニングに集中することが出来ます。人の集中力は意外と周囲の環境に影響されることが多く、スポーツジムはトレーニングに集中できるように工夫されているためトレーニング環境として最適です。
「筋トレが嫌だな…」と思っても、とりあえずスポーツジムに行ってしまえばトレーニングをやり遂げてしまうものです。
補強運動として筋トレなどのクロストレーニングを集中して出来ないという方はスポーツジムを活用することをオススメします。
トレーニング機器が正しい動きをサポートしてくれる

筋トレの正しいフォームをきちんと理解しているでしょうか?
マラソンに必要な筋肉をつけるために、筋トレはクロストレーニングとして多くのランナーが行っていますが、筋トレに関して正しい知識を身に付けている方は意外と多くありません。
上手く筋トレをトレーニングプランに組み込み、正しく筋トレを行えばパフォーマンスの向上に繋がります。しかし、誤ったフォームで筋トレしてしまえば、故障の予防を目的とした筋トレが原因で身体を痛めてしまうかもしれません。
スポーツジムにある筋トレマシンは動きが決まっているため、正しいフォームで筋トレをすることが出来ます。誤ったフォームで筋トレすることによる故障を防ぐことが出来ます。
筋トレ初心者だからこそ、マシンを使った筋トレはオススメされています。
雨の日にトレーニング出来る

スポーツジムを活用するメリットは雨の日でもトレーニングが出来ることです。雨が降っていても、スポーツジムで筋トレやランニングマシンやエアロバイクで有酸素運動が出来ます。
トレーニング効果を長期的に引き出すためには、1週間単位でトレーニング量を調整することが必要不可欠です。トレーニング量がバラバラだと効果は継続されず、思ったより成長出来ない…ということになりかねません。
そのため、トレーニング効果を引き出すためのトレーニングプランを作りますが、雨によって崩れてしまうことも珍しくありません。しかし、スポーツジムを活用すると雨の日でも狙ったトレーニングを遂行することが出来ます。
トレーニングプランを崩されたくないという人はスポーツジムを活用することをオススメします。
夜に安全にトレー二ングが出来る
夜のランニングはどれだけ気を付けていても視認性が悪いため、車や自転車との衝突事故が無いとも言い切れません。また、反対に歩行者や散歩中の小型犬に気づかずにぶつかる加害者になってしまう可能性もあります。
夜のマラソントレーニングは被害者にも加害者にもなる可能性が少なからずありますが、スポーツジムを活用することで事故を予防しながらトレーニングが出来ます。
朝や休みの日は外を走る・仕事終わりはスポーツジムでトレーニングをするというように使い分けてみるのもいいかもしれません。
ランニングマシン

スポーツジムでランニングマシンは人気のあるマシンの1つです。雨などによって外で走ることが出来ないという時にランニングマシンを利用することで心肺機能の向上を図ることが出来ます。
ランニングマシンのメリット
また、ランニングマシンのメリットとして設定したペース・傾斜で走り続けることが出来るという点です。一定のペース・傾斜で走ることが出来るため、走っている時の心拍数や筋肉の負荷を調整することが出来ます。
屋外では走っている道が常に変わるため真っすぐ・同じ傾斜で走り続けることは出来ません。特に坂道は昇ってしまうと、必ず降りなければいけません。30分・1時間同じ傾斜で昇り続けることが出来る道はどれくらいあるでしょうか?
坂道を長時間昇り続けるトレーニングがしたくても屋外では難しいため、坂道を昇り続けるトレーニングがしたい場合などはランニングマシンがオススメです。
ランニングマシンのデメリット
一定のペース・傾斜で走ることが出来るランニングマシンですが、デメリットもあります。
ランニングマシンと屋外では走り方が少し違うことを知っておかなければいけません。ランニングマシンは床が自動で後ろに動いているという特徴があり、屋外とは厳密には走り方が異なるため、ランニングマシンで走ることに慣れてしまうと屋外で走る時に思ったより結果が伴わなかったということもあります。
ランニングマシンで心肺機能の強化を図ることが出来ますが、トレーニングプランの大部分を占めずに一部だけにしておくことがポイントです。
ランニングマシンと屋外練習の違いとトレーニング効果を同じにする方法!
エアロバイク

マラソンのクロストレーニングとしてエアロバイクは心肺機能を向上させるトレーニングとしてうってつけです。
走ることを続けると身体の特定の箇所に負担が集中し、腰・膝・足首といった関節を痛めてしまうこともあります。しかし、エアロバイクは着地の衝撃がないため関節の負担を減らしつつ、心肺機能を上げるトレーニングが出来ます。
エアロバイクで心肺機能を上げたい場合、長時間少し息が切れる程度で漕ぎ続けるかHIIT(ヒットまたはヒート)がオススメです。
HIITは「全力に近い強度で運動する」↔「休憩する」を繰り返すトレーニングです。全力に近い強度で運動するため心拍数が著しく上昇します。しかし、全力に近い運動は維持出来ないため休憩が必要です。「全力に近い強度の運動」と「休憩」を繰り返すことで高い心拍数を維持するトレーニングがHIITです。しかし、休憩で心拍数が下がり切ってしまっては意味がないため、心拍数が元の状態まで下がり切る前に運動を再開することが必要です。
エアロバイクはこのHIITが行いやすく、「全力に近い強度でペダルを漕ぐ」↔「休憩する」ということを繰り返すことで高い心拍数を維持し、心肺機能の向上が期待出来ます。
【風を切る】社会人から始めるマラソンブログ 
