ランニングは風でどれくらい遅くなる?向かい風・追い風・横風の走り方と対策

マナブ
マナブ

「向かい風になると、急にペースを維持できなくなる」

「折り返して追い風になれば、向かい風で失ったタイムを取り戻せる?」

「横風が強い日は、どのように走ればよい?」

 屋外を走るランナーにとって、風は避けられない環境条件です。

 風が強い日は、同じコース・同じペースでも心拍数や主観的運動強度が上がる場合があります。一方、追い風では走りやすく感じても、向かい風による負担を完全に取り戻せるとは限りません。

 本記事では、ランニングと風の関係、向かい風・追い風・横風での走り方、レース中のペース配分、集団走、安全対策、風対策用品について解説します。

目次

ランニングでは「風速」だけでなく相対的な空気速度が重要

 ランナーが受ける空気抵抗は、天気予報に表示される風速だけでは決まりません。

 重要なのは、ランナーと空気の相対的な速度です。

 たとえば、無風の中を時速12kmで走っていても、ランナーには前方から時速12kmの空気が当たります。そこへ時速18kmの向かい風が吹くと、身体へ当たる空気の相対速度は単純化すれば時速30kmになります。

 反対に、同じ時速18kmの追い風なら、後方からの風がランナーを追い越す状態となり、空気力が前進を助ける可能性があります。

風の方向主な影響
向かい風空気抵抗と必要なエネルギーが増え、同じ努力ではペースが落ちやすい
追い風空気抵抗が小さくなり、同じ努力ではペースが上がりやすい
横風横方向へ押され、姿勢や進路の安定に注意が必要。斜め前から吹けば空気抵抗も増える
隼人(はやと)
隼人(はやと)

風向きは一定ではありません。建物の間、橋の上、河川敷、海沿い、交差点では、風向きや強さが急に変わることがあります。

 

向かい風では消費エネルギーが増える

空気抵抗は風が強くなるほど急激に増える

 空気抵抗は、おおまかには相対的な空気速度の2乗に比例します。そのため、向かい風が2倍になったときに、負担も単純に2倍になるとは限りません。

 Pughの研究では、風洞内で歩行・ランニングを行ったとき、酸素摂取量は風速の2乗に応じて増加しました。また、中距離走の速度では、空気抵抗へ対抗するためのエネルギーが総エネルギーコストの約7.5%を占める可能性が示されています。

 ただし、これは特定条件下で行われた古い小規模研究であり、すべての市民ランナーへ同じ割合を当てはめることはできません。

 2022年の研究では、マラソン速度で走るランナーへ水平方向の抵抗を加えると、体重の1%に相当する抵抗力が加わるごとに、総代謝パワーが平均6.13%増えました。ただし、増加量には4.17~8.14%と大きな個人差がありました。

隼人(はやと)
隼人(はやと)

向かい風では「いつものペースを守る」より、心拍数や呼吸、主観的なきつさを基準に強度を調整する方が実践的です。

向かい風によるタイム低下は一律に計算できない

 風による影響は、次の条件によって変わります。

  • ランナー自身の速度
  • 風速と風向
  • 体格と前方投影面積
  • 姿勢とウェアのばたつき
  • 他のランナーや建物による遮風
  • コースの上り下りとカーブ
  • 一定風か、急な突風か

 2025年の数値シミュレーションでは、時速30kmの追い風によるエネルギー消費の減少は9%であったのに対し、同じ時速30kmの向かい風では37%増加すると推定されました。

 これは特定のモデル条件による計算値ですが、同じ風速なら向かい風の不利益が追い風の利益より大きくなりやすいことを示しています。

 したがって、「風速5m/sなら1kmあたり必ず○秒遅くなる」と一律に考えるのは困難です。

追い風でも向かい風の遅れを完全には取り戻せない

 往復コースでは、前半の向かい風で遅れても、後半の追い風で取り戻せるように思えます。

 しかし、空気抵抗は相対的な空気速度が大きくなるほど急激に増えるため、向かい風による負担と追い風による利益は対称ではありません。向かい風区間で無理に設定ペースを維持すると、後半が追い風になっても疲労によって十分にペースを上げられない可能性があります。

隼人(はやと)
隼人(はやと)

また、追い風では体感的に風が弱く感じられます。暑い日には身体周囲の空気の流れが小さくなり、向かい風区間より暑く感じる場合もあるため、給水や暑熱対策を省かないようにしてください。

 

横風も無視できない

 横風では正面から受ける抵抗が少ないように思えますが、ランナー自身が前へ進んでいるため、身体が感じる風は真横とは限りません。

 実際には、ランナーの進行によって生じる前方からの空気と横風が合成され、斜め前から風を受けるような状態になります。そのため、横風でも空気抵抗が増える可能性があります。

さらに横風では、次のような影響が考えられます。

  • 身体や腕が横へ押される
  • 進路を保つために姿勢を細かく調整する
  • 突風によって接地位置が乱れる
  • 帽子やフードが視界を遮る
  • 隣のランナーと接触しやすくなる

 横風に対するランニングの直接的な研究は、向かい風や追い風ほど多くありません。そのため、横風でのフォームや最適な集団配置について、全ランナー共通の方法が確立されているわけではありません。

向かい風・追い風・横風の走り方

向かい風ではペースより運動強度を優先する

 向かい風で無理に設定ペースを維持すると、心拍数や乳酸産生が早い段階で上がり、後半の失速につながる可能性があります。

 向かい風では、次のように調整します。

  • ペースが落ちても、呼吸や心拍数を予定した強度に近づける
  • 歩幅を無理に伸ばさず、安定したピッチを保つ
  • 腰だけを曲げず、足首から身体全体をわずかに前へ傾ける
  • 肩をすくめず、腕振りを安定させる
  • ウェアのファスナーや裾を調整し、ばたつきを減らす

 2024年の風洞研究では、強い向かい風・追い風を受けたランナーが姿勢を変え、空気を受ける面積を調整していたことが報告されています。

※ただし、対象は男性8人であり、最大15m/sという非常に強い風を含む実験です。普段のランニングで極端な前傾姿勢をまねる必要はありません。

追い風ではオーバーペースに注意する

 追い風区間では、同じ努力でも自然にペースが上がります。

 ただし、序盤から追い風に合わせて大きくペースを上げると、折り返し後の向かい風で失速しやすくなります。レース前半では目標強度を大きく超えず、脚を使い過ぎないことが重要です。

 強い追い風では身体が前へ押されるため、過度に前へ倒れ込まず、接地を身体の近くに保ちます。下り坂と追い風が重なる区間では速度が上がりやすいため、カーブや濡れた路面にも注意してください。

横風では進路と接地の安定を優先する

 横風では、風へ対抗しようとして身体を大きく傾け続ける必要はありません。

  • 歩幅を少し狭くし、接地を身体から離し過ぎない
  • 腕振りを小さく固めず、バランス調整に使えるようにする
  • 橋や建物の切れ目では急な突風を予測する
  • 他のランナーとの横方向の間隔を確保する
  • 車道側へ押される可能性があるコースを避ける
隼人(はやと)
隼人(はやと)

強風で進路を保てない場合は、フォームを工夫して走り続ける場面ではありません。速度を落とす、歩く、風を避けられる場所へ移動する、ランニングを中止する判断を優先します。

 

風が強いレースのペース配分

一定ペースより一定強度を意識する

 風向きが変わるコースで最初から最後まで同じペースを守ろうとすると、向かい風区間で必要以上にエネルギーを消費する可能性があります。

基本的には、

  • 向かい風:目標ペースより遅くなっても許容する
  • 追い風:呼吸と脚に余裕があれば自然にペースを上げる
  • 横風:位置取りと安全を優先する

という一定努力に近い走り方が実践しやすいでしょう。

隼人(はやと)
隼人(はやと)

心拍数は風だけでなく、暑さ、脱水、緊張、疲労にも影響されます。心拍数だけで厳密に管理せず、呼吸、主観的運動強度、ランニングパワーなどを組み合わせて判断します。

 

レース前にコースと風向きを確認する

 スタート前に、天気予報の風速だけでなく、次の項目も確認します。

  • 風が吹いてくる方角
  • コースの進行方向
  • 折り返し地点
  • 橋、河川敷、海沿いなど風を受けやすい区間
  • 高層建築物の間など突風が起きやすい場所
  • 最大瞬間風速
隼人(はやと)
隼人(はやと)

同じ北風でも、北へ進む区間では向かい風、南へ進む区間では追い風になります。コースマップへ方角を書き込み、どこで無理をしないかを事前に決めておくと、レース中の判断がしやすくなります。

 

向かい風では集団を利用する

 前のランナーの後方を走るドラフティングには、空気抵抗を減らす効果があります。

 Pughの研究では、中距離走の速度で他のランナーの1m後方を走ると、空気抵抗がほぼ除かれ、酸素摂取量が6.5%低下しました。

ただし、実験条件と現在の一般的な市民マラソンは異なるため、6.5%をそのまま期待できるわけではありません。

 2021年のCFD研究でも、隊列によって先頭対象者の空気抵抗が大幅に減少する可能性が示されています。一方、その研究は時速15~36kmのモデル計算であり、複数のペーサーを使った理想的な配置を含みます。

 速度が遅い市民ランナーでは、無風時の利益は小さくなると考えられます。

市民マラソンでは、次の点に注意して集団を利用します。

  • 自分と同程度のペースで走る集団を選ぶ
  • 前走者のかかとへ近づき過ぎない
  • 足元と前方の視界を確保する
  • 給水所の手前では徐々に位置を変える
  • 横風では風上側にいるランナーの斜め後方も選択肢にする
  • 急な進路変更や接触を避ける
隼人(はやと)
隼人(はやと)

集団についていくために設定以上のペースへ上げると、空気抵抗を減らせても総負担は増えます。ドラフティングより、適切なペースを優先してください。

 

風の強い日のトレーニング方法

ペース走やインターバル走は往復または周回コースを使う

 一方向だけ強い向かい風になる直線コースでは、設定ペースと実際の運動強度が一致しにくくなります。

 ペース走やインターバル走では、

  • 短い往復コースを使う
  • 周回コースを使う
  • 時間で区切る
  • 心拍数や主観的運動強度を併用する
  • 強風時はトレッドミルへ変更する

といった方法が取り入れやすいでしょう。

向かい風を負荷として使う場合も無理をしない

 緩やかな向かい風は、同じ速度でも運動強度を高める負荷になります。

 しかし、風は坂道と違って強さが安定せず、突風によって姿勢や接地が乱れます。強風下のランニングを「筋力トレーニングの代わり」と考えて無理に続ける必要はありません。

隼人(はやと)
隼人(はやと)

重要なペース走、フォーム確認、スピード練習では、風の弱い場所や屋内へ変更する方が目的に合う場合があります。

 

強風時にランニングを行うときの安全対策

平均風速と最大瞬間風速は違う

 気象庁の「風速」は、基本的に10分間の平均風速です。一方、瞬間風速は平均風速の1.5~3倍程度に達することがあります。

 予報の平均風速だけを見て走行可否を判断すると、橋の上や建物の切れ目で予想以上の突風を受ける可能性があります。最大瞬間風速、警報・注意報、現地の状況も確認してください。

平均風速10m/s以上は屋外ランニングを見直す

 気象庁は、平均風速10m/s以上15m/s未満を「やや強い風」とし、「風に向かって歩きにくくなる」「傘がさせない」状態と説明しています。15m/s以上20m/s未満では、風に向かって歩けず、転倒する人も出るとしています。

10分間平均風速気象庁の表現ランニングでの判断例
10m/s未満表の「やや強い風」未満コース、突風、体調を確認して調整
10~15m/s未満やや強い風屋外ランニングの短縮・コース変更・屋内への変更を積極的に検討
15~20m/s未満強い風屋外ランニングは原則中止を検討
20m/s以上非常に強い風屋外での運動を行わず、安全確保を優先

 この表はランニング専用の公式中止基準ではありません。10m/s未満でも、突風、飛来物、落枝、雷、積雪、凍結などがあれば中止が必要です。体重が軽い人、子ども、高齢者、バランスに不安がある人は、さらに慎重に判断してください。

風が強い日に避けたい場所

  • 海沿いと防波堤
  • 河川敷
  • 橋の上
  • 高層建築物の間
  • 落枝の可能性がある樹木の近く
  • 工事現場や看板が多い場所
  • 交通量の多い狭い歩道
  • 崖や転落の危険があるトレイル

 往路が追い風の場合、復路は向かい風になります。疲労した状態で強い向かい風を受けないよう、風上へ向かって走り始めて帰りを追い風にする、短い周回コースを選ぶ、途中で公共交通機関を利用できる範囲にするなどの工夫も役立ちます。

帽子や持ち物を固定する

 帽子、フード、ゼッケン、タオル、空の補給食袋などは風で飛ばされる可能性があります。

  • 帽子のサイズ調整を締める
  • 必要に応じて帽子用クリップを使う
  • フードのドローコードを調整する
  • スマートフォンや鍵をファスナー付きポケットへ入れる
  • レースゼッケンの四隅を確実に固定する

 飛ばされた物を反射的に追いかけて車道へ出ないようにしてください。

ランニングにおすすめの風対策用品

 風対策では、単純に厚くて完全防風のウェアを選べばよいわけではありません。ランニングでは発熱量が多いため、防風性、通気性、重量、フィット感、収納性のバランスが重要です。

風対策用品の選び方

アイテム確認したいポイント向いている場面
ウインドシェル軽量性、通気口、裾・袖のフィット、収納性春秋、冬、待機時間、風の強い河川敷
防風ベスト前面の防風性、背面の通気性体幹だけ守りたい高強度走
ロングパンツ・タイツ前面防風、膝の動かしやすさ冬の向かい風、低強度のロング走
フィット調整できるキャップアジャスター、深さ、通気性日差し、砂ぼこり、小雨
スポーツサングラス顔への密着、視野、レンズ交換砂ぼこり、乾燥、横風、日差し
薄手グローブ防風性、汗処理、タッチ操作冬のランニング
ネックゲイター厚さ、通気性、上げ下げのしやすさ首・口元へ冷たい風を受ける日
帽子用クリップ長さ、固定方法帽子が飛ばされやすい日

モンベル EXライト ウインドジャケット

 平均重量45gの超軽量ウインドシェルです。ポケッタブル仕様で、脇にベンチレーションを備えています。ややタイトなシルエットで風によるばたつきを抑えやすく、携帯性を重視するランナーに向いています。

おすすめの人

  • 走り始めや待機中だけ羽織りたい人
  • 小さく収納して携帯したい人
  • ウェアのばたつきを抑えたい人

注意点

 極薄素材のため、防寒着としての保温力を期待し過ぎないようにします。気温が低い日は、吸汗速乾性のあるベースレイヤーなどと組み合わせます。

パタゴニア フーディニ・ジャケット

 リサイクルナイロン100%の軽量ウインドシェルで、胸ポケットへ本体を収納できます。フードと裾を調整でき、袖口は部分的に伸縮します。ランニングだけでなく、普段の携帯用シェルとしても使いたい人に向いています。

おすすめの人

  • ランニング以外でも使いたい人
  • フード付きの軽量シェルが必要な人
  • 小雨にも対応できる撥水性を求める人

注意点

 防水レインジャケットではありません。長時間の雨には、用途に合った防水透湿ウェアが必要です。また、細めのフィットなのでサイズ表を確認してください。

THE NORTH FACE スワローテイルフーディ

 軽量性、コンパクト性、はっ水性、ドライタッチを備えたウインドシェルです。ランニングだけでなく、ウォーキングやアウトドアなど幅広く使えるモデルを探している人に向いています。

おすすめの人

  • 汎用性の高いウインドシェルがほしい人
  • 軽さだけでなく着心地も重視する人
  • 小雨や肌寒さにも対応したい人

注意点

 走行強度や気温によっては内部が蒸れる場合があります。ファスナーの開閉やレイヤリングで調整してください。

THE NORTH FACE ウインドストッパーイーチップグローブ

 フリース生地のライニングにGORE-TEX WINDSTOPPERを使用し、冷たい風を防ぐグローブです。手の冷えが強い人や、冬の低強度ランニングに向いています。

おすすめの人

  • 冬の向かい風で指先が冷えやすい人
  • 防風性を優先したい人
  • ランニング以外にも使用したい人

注意点

 高強度走や気温が高めの日には暑くなる可能性があります。薄手のランニンググローブとの使い分けが必要です。

隼人(はやと)
隼人(はやと)

最初の一着としては、完全防風で厚いジャケットより、軽量でファスナーや通気口によって温度調整しやすいウインドシェルが使いやすいでしょう。

※価格、カラー、在庫、仕様は変更される場合があります。購入時は販売ページの最新情報とサイズ表を確認してください。

風のあるランニングに関するよくある質問

向かい風では帽子を前後逆にした方がよい?

 つばが強くあおられて脱げそうになる場合は、後ろ向きにする方法もあります。ただし、首の日差し対策や後方視界、フィット感が変わります。サイズ調整や帽子用クリップで固定できるなら、まずそちらを試してください。

風が強い日は心拍数が上がる?

 向かい風で同じペースを維持すれば必要なエネルギーが増えるため、心拍数が上がる可能性があります。ただし、低温、暑さ、脱水、疲労、手首式心拍計の誤差なども影響します。1回の数値だけで判断せず、呼吸や主観的運動強度も確認してください。

強風の日はランニングパワーを参考にできる?

 対応機器であれば、ペースだけでは捉えにくい風の負荷を判断する補助になります。ただし、風を直接測定する機器と、速度・傾斜・動作などから推定する機器では計算方法が異なります。異なるメーカーやデバイス間で数値を単純比較せず、同じ機器での推移を確認してください。

向かい風では身体を低くした方がよい?

 前方から見た面積が小さくなれば空気抵抗は減る可能性がありますが、無理に腰を落としたり、上体を深く折ったりすると走りにくくなります。普段のフォームを大きく崩さず、足首からわずかに傾く程度に留めましょう。

強風ランニングはトレーニング効果が高い?

 向かい風では同じ速度でも運動強度が上がります。しかし、負荷が不安定でフォームが乱れやすく、安全上のリスクもあります。強風の日に走ること自体を特別なトレーニングとして推奨する根拠は十分ではありません。目的に応じてペースを落とすか、屋内練習へ変更してください。

まとめ

 ランニングでは、向かい風によって空気抵抗とエネルギー消費が増え、同じ努力でもペースが落ちやすくなります。

 一方、追い風による利益は、同じ風速の向かい風による不利益を完全には相殺できない可能性があります。横風では、空気抵抗だけでなく、進路や姿勢の安定にも注意が必要です。

 風が強い日のポイントは、

  • 向かい風では設定ペースへ固執しない
  • 追い風では序盤のオーバーペースを避ける
  • 横風では接地と進路の安定を優先する
  • レースでは同程度のペースの集団を安全に利用する
  • 平均風速だけでなく最大瞬間風速も確認する
  • 平均風速10m/s以上ではコース変更や屋内練習を積極的に検討する
  • 防風性と通気性を両立したウェアを選ぶ

ことです。

隼人(はやと)
隼人(はやと)

風に逆らって予定どおりのペースを守ることが、よいトレーニングやレース運びとは限りません。その日の風向きと強さに合わせて運動強度を調整し、安全に走れる条件かを最初に判断しましょう。

 

参考文献

  1. Pugh LGCE. The influence of wind resistance in running and walking and the mechanical efficiency of work against horizontal or vertical forces. J Physiol. 1971;213(2):255-276.
  2. Davies CTM. Effects of wind assistance and resistance on the forward motion of a runner. J Appl Physiol Respir Environ Exerc Physiol. 1980;48(4):702-709.
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  5. Mesquita RDRM, et al. Biomechanics of human locomotion in the wind. J Appl Physiol. 2024;137:616-628.
  6. Beaumont F, Polidori G. Aerodynamic challenges in running: Understanding headwind and tailwind effects. Int J Sports Sci Coach. 2025;20(3).
  7. 気象庁. 風の強さと吹き方.
  8. 気象庁. 風について.