ストライド走法のメリット・デメリット!ピッチ走法との違いとは?

ランニングについて勉強していくと「ピッチ走法」や「ストライド走法」という走り方について聞いたことがあるかもしれません。

しかし、「ピッチ走法とは?」・「ストライド走法とは?」と分からない方もいらっしゃると思います。

ここではストライド走法についてお伝えしていきます。

ストライド走法のメリット・デメリットやピッチ走法との違いを知ることで、自身に合った走り方を見つけることに繋がります。

ぜひ、参考にしてみて下さい!

※ピッチ走法については下記を参考にして下さい!

【初心者向け】ランニングピッチとは?ピッチ走法のメリットとコツ

ストライドは人の歩幅のことを言います。つまり、ストライド走法とは歩幅を大きくして走ることでペース上げる走法です。歩幅を大きくすることで全身のバネを利用しながら、少ない歩数で走ることが可能になります。

では、ストライド走法のメリット・デメリットは何なのでしょうか?

ストライド走法は、歩幅を大きくして走るためスピードが出しやすいというメリットがあります。ストライド走法は足の回転数を減るため、比較的心拍数の上昇を抑えやすいというメリットもあります。

十分なジョギングや筋トレなどで身体作りが出来ている方は、ストライド走法を意識することでタイムを短縮できる可能性もあります。

ストライド走法は歩幅を大きくする走り方であるため、身体の上下の動きも大きくなり、着地した際に筋肉と関節の負担が増加します。筋肉・関節の負担が大きくなるため、身体作りが十分に出来ていないと故障に繋がりやすくなります。

筋肉の量やバネのある欧米人はストライド走法が向いているという良く言われていますが、日本人の特に初心者ランナーさんはストライド走法はあまり向いていない走り方と言われています。

ピッチ走法とは足の回転数を上げて走る方法です。

ピッチ走法とはストライド走法よりも歩幅が小さい為、身体の上下の動きも小さくなり、着地時の衝撃も小さくなり筋肉・関節の負担も小さくなります。スピードの調整もしやすく、ベテランランナーの多くが取り入れている走法です。身体が比較的小さい日本人にも適した走り方です。

しかし、ピッチ走法は足の回転数を上げる分心拍数が上昇しやすく、体力を消耗してしまう恐れもあります。

ストライド走は心拍数の上昇が抑えられますが筋肉に負担がかかり、ピッチ走法は筋肉の負担が少ない代わりに心拍数が上昇しやすいという、それぞれのメリット・デメリットがあります。

そのため、「ストライド走法が良い!」「ピッチ走法が良い!」という極端な話ではなく、ストライドとピッチのバランスが大切であるということです。

このバランスは人それぞれなので、自身に合ったストライド・ピッチを模索していきましょう!

ストライドを伸ばすことが出来れば、自然と走るペースは速くなります。

しかし、どのようにすればストライドを伸ばすことが出来るのでしょうか?

ストライドを大きくするには足を大きく出す必要があります。そのため、股関節の可動性が悪いと足を大きく出せず、ストライド走法が難しくなります。日頃から股関節周りの筋肉の柔軟性を身に付けるために、ストレッチを欠かさないようにしましょう。

ストレッチは高頻度でやるほど効果が期待出来るため、まとめて行うのではなく日常のちょっとした時間でストレッチを継続しましょう。

ストライド走法では筋肉・関節にかかる負担が大きくなるため、筋肉・関節の故障を防ぐためにも下半身を中心とした筋肉の強化が欠かせません。また、下半身の筋肉が強化されれば、自然とストライドも大きくなり、疲労しにくい筋肉がつくられます。

そのため、ストライド走法を取り入れようとしている方は、特に下半身の筋肉を重点的に鍛えるトレーニングを週1~2回取り入れることをオススメします。

結局、走り方としてストライド走法とピッチ走法はどちらが良いのでしょうか?

結論から言えば、その人の体格や身体機能などによって適している走り方は異なるため、どちらが良いとは言い切れません。日本人は体格からピッチ走法向きと言われていますが、体格やスポーツ歴などからストライド走法の方が向いている方もいると思われます。(私個人ではストライド走法の方が調子が良い傾向です)

ストライド走法・ピッチ走法のどちらにもメリット・デメリットがあるため、長い距離を走り切るためにはストライドとピッチのバランスや走法を使い分けることが大切です。

特にフルマラソンという長時間走るスポーツでは、同じ走り方では特定の筋肉が疲弊しやすくなることが予想出来ます。特定の筋肉の負担をある程度抑える様々な走り方を模索することが大切です。

ストライド走法・ピッチ走法という考え方を知り、自身に合った様々な走り方を模索してみて下さい!

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