【こんな悩みを解決!】
1.空腹ランニングは痩せるって本当?
2.空腹ランニングは筋肉が減らないの?
空腹で走ると脂肪が燃えやすい
朝ごはん前に走ると痩せる
ランニングではダイエットをしている人の中には、このようなことを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
実際、空腹状態でランニングをすると脂肪をエネルギーとして消費しやすいことは、いくつかの研究で示されています。しかし、一方で空腹ランニングが必ずしも体脂肪の減少につながるわけではないという研究報告もあります。
【本記事内容】
1.空腹ランニングと脂肪燃焼の関係
2.研究を報告を交えた科学的根拠
3.空腹ランニングのメリット・デメリット
4.空腹ランニングの取り入れ方
科学的根拠をもとに分かりやすく解説します。ぜひ、参考にしてみて下さい。
結論:空腹ランニングは、たしかに脂肪は燃えやすい
結論:空腹ランニングは「運動中の脂肪利用率」が高くなる傾向がある
空腹状態のランニングは脂肪利用率が高くなる傾向があり、これはホルモンの働きが関係しています。
食後はインスリンという膵臓から血糖値を下げようとする働きを持つホルモンが分泌されます。
【ランニング時のインスリンの働き】
糖を優先的にエネルギーとして使う
脂肪分解を抑える
食後のランニングはエネルギーを脂肪からではなく、糖質を優先的に使用しようと働くため脂肪分解を抑えられます。
しかし、空腹状態では以下のホルモンが働き、脂肪分解を促進します。
【ランニング時に脂肪分解を促進するホルモン】
アドレナリン
ノルアドレナリン
成長ホルモン
その結果、空腹ランニングは体脂肪➡脂肪酸➡筋肉でエネルギーという流れが起こりやすくなり、脂肪がエネルギーとして利用されやすくなります。
空腹ランニングの研究結果
空腹運動は脂肪利用率が高い
・食後に有酸素運動を行うグループ
・空腹状態で有酸素運動を行うグループ
を比較した結果、空腹状態の方が脂肪の利用率が高いことが確認されています。
しかし!!同時に体脂肪の減少量には大きな差は見られなかったという結果も報告されています。
空腹トレーニングは脂肪代謝能力を高める
・朝食後に運動するグループ
・空腹状態で運動するグループ
で6週間トレーニングし結果を比べたところ、空腹トレーニングは以下のことが報告されています。
・脂肪酸酸化能力向上
・インスリン感受性の改善
・体脂肪増加の抑制
つまり、空腹トレーニングは身体を「脂肪を使いやすい身体」に適応させる効果があると考えられています。
体脂肪減少はカロリー収支が重要
・空腹で有酸素運動
・食後有酸素運動
若い女性を2グループに分けて、有酸素運動を週3回(4週間)、そして食事は同じカロリーに制限した研究では以下の報告がされています。
体重減少・体脂肪減少に差は無し
研究の結論
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 運動中脂肪利用 | 空腹の方が高い |
| 脂肪代謝適応 | 空腹トレーニングで向上 |
| 体脂肪減少 | 差は小さい |
現在のスポーツ科学では、空腹ランニング=脂肪燃焼トレーニングであるが、痩せるかどうかはカロリー収支が非常に重要!
空腹ランニングのメリット・デメリット

【脂肪代謝能力が向上】
空腹状態での運動は「脂肪酸利用能力」「ミトコンドリア機能」を高める可能性があります。
マラソンの記録を狙うランナーにとって、これはマラソン後半のエネルギー切れ対策にも繋がります。
【インスリン感受性が改善】
空腹トレーニングは「血糖コントロールの改善」にも効果があると報告されています。

【パフォーマンスが低下しやすい】
空腹状態は糖質が少ない為、「ペースが上がらない」「スピード練習に向かない」というデメリットがあります。
【筋分解が起きる可能性】
糖質が不足すると身体は、「アミノ酸➡糖」という糖新生を行います。
つまり、筋肉を分解して走るためのエネルギーを得ようとする可能性があります。
【低血糖のリスク】
空腹状態は血糖値が低い状態であり、さらにランニングで糖質を失うと低血糖のリスクがあります。
人によっては「めまい」「ふらつき」「集中力低下」が起こることがあります。
空腹ランニングの取り入れ方

空腹ランニングは低強度のジョグで取り入れるのがオススメです。スピード練習や速いペースのランニングは糖質を優位に消費し、筋分解や低血糖のリスクがあるためです。
【空腹ランニングの取り入れ方】
1.朝ラン
2.ゆっくりジョグ15~60分
【空腹ランニングで止めておくメニュー】
1.インターバル走
2.閾値走
3.超ロング走
まとめ
・空腹ランニングは脂肪利用率が高くなる
・体脂肪の減少は空腹・食後のランニングにこだわるよりカロリー収支が重要
・脂肪代謝能力を上げてマラソン後半の失速を予防する
・インターバル走などのスピード練習には向かない

目的に合わせて効果的に空腹ランニングを取り入れてみましょう!!
風を切るランニング 